一般社団法人 静岡県安全運転管理協会
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
     
2025(令和7)年度 事業報告書
 一般社団法人 静岡県安全運転管理協会(以下、県協会という。)では、安全運転管理者等の資質の向上及び安全運転管理体制の充実強化を図るとともに、広く安全運転管理に関する啓発を行い、もって交通安全の実現に寄与することを目的として、定款第4条に定める各種事業を実施した。

令和7年度の事業については、その事業計画に基づき活動重点を
○ 「おもいやり ありがとう」の広報啓発活動の推進
○ 高齢者とこどもの交通事故防止対策の推進
○ 追突事故防止及び出会い頭事故防止対策の推進
○ 自転車安全利用対策の推進
○ 後部座席を含めた全ての座席でのシートベルト及びチャイルドシートの正しい着用の徹底
○ 飲酒運転等危険運転根絶対策の推進

として、県警察本部をはじめ、関係機関・団体と緊密な連携を図りながら各種事業を推進し、安全運転管理者選任事業所の交通安全及び交通事故防止に努めた。 令和7年中の安全運転管理者選任事業所が関係する交通事故(以下「安管事故」という。)は、発生件数、死者数及び負傷者数いずれも減少し、特に死亡事故は9件9人と、令和7年度の抑止目標である「11人以下」を達成するとともに、安管事故の統計を取り始めた平成9年以降初めてとなる一桁台を記録した。 また、発生件数については、前年より約200件減少しており、安管事故の全事故に占める割合も15.9%と、3年連続で20%を下回り、「安管事故の発生件数抑止目標17%以下」を達成することができた。 しかし、昨年10月から12月にかけて実施した交通事故防止コンクールでは、期間中の飲酒運転などの重大悪質な違反・事故により、11地区が対象外となっているほか、昨年1年間に飲酒運転(飲酒事故を含む。)40件、無免許運転(無免許事故を含む。)5件、ひき逃げ事故10件発生しており、重大悪質な違反・事故は依然として後を絶たない状況にある。 令和7年度中に実施した事業の概要は、次のとおりである。
第1 安全運転管理に関する啓発及び広報の実施
 高齢者を始めとする道路横断中の交通事故防止対策を推進するため、特に道路上を運転者から見て右から左へ横断する歩行者等に注意を促すほか、夕暮れ時から夜間にかけての「早めのライトオン」と「ハイビームの効果的活用」の 周知、ドライブレコーダーによって得られた映像の有効活用、自転車運転中の「ながら運転」に対する罰則強化や「酒気帯び運転等」に対する罰則新設の周知、「飲酒運転等危険運転をしない・させない・許さない職場づくり」を推進するための広報啓発に取り組んだ。
   
 安全運転管理者選任の協会加入事業所等に対して、交通事故防止対策、交通安全運動の推進方策、交通事故事例や各地区協会の活動状況を紹介するなど、安全運転管理に役立つ資料等を掲載した機関誌「安全運転管理しずおか」を毎月発行し、各選任事業所、関係機関及び市町等に配布した。
                               (毎月発行、月平均11,000部)
   
 県協会では、㈱テレビ静岡が主催する子供たちを交通事故から守るキャンペーン、「第46回黄色い手帳運動」に後援団体として協賛し、春の全国交通安全運動期間中、テレビ放映を通じてドライバーと子供たちに交通ルールとマナーの呼び掛けを実施した。(4月、8回放映)
   
 秋季及び年末の交通安全運動期間中、静岡エフエム放送株式会社(K-MIX)のラジオ(以下「K-MIXラジオ」という。)で、推進事業所と県・地区協会が一体となって作成したスポットCMを放送した。(延べ96回) また、県下10地区協会の役員等が「K-MIXラジオ」の人気コーナー「うご☆ラジ」に生出演し、各地区協会の交通事故防止活動を紹介するとともに、県民に対して交通安全を呼び掛けた。
   
 安全運転管理協会を県民や未加入事業所等に幅広く紹介するため、県協会ホームページに「安全運転管理協会の紹介」、「安全運転管理者制度の説明」、「安全運転管理者講習の概要」、「表彰制度」等を判りやすく掲載するとともに、「定款」、「役員名簿」、「事業報告書」、「事業計画書」、「貸借対照表」、「正味財産増減計算書」等を公開して事業の透明性の確保に努めているほか、安全運転管理協会の役割などのメリット等を掲載して、県協会の周知と加入促進に努めた。
   
 ホームページによる広報活動を推進するため、警察本部からの交通安全情報や各地区安全運転管理協会の活動状況等をトピックスとしてリアルタイムに掲載し、会員事業所への情報提供に努めた。 (トピックスの掲載78回)
   
 協会加入事業所にかかる交通事故抑止の一環として、県警察本部の要請による「選任事業所従業員による重大特異事故の通報制度」に基づき、電子メールを活用して、各地区協会の協力のもと、会員事業所への迅速な通報を行って、情報共有に努めた。 なお、令和7年中の通報件数は、死亡事故に関するものが6件(同時通報3件を含む。)、飲酒運転、無免許運転、ひき逃げ事故等の重大違反が25件(同時通報11件を含む。)で合計31件であった。
   
 安全運転管理者選任事業所従業員の交通安全意識の向上と交通安全管理意欲の高揚を図るため、選任事業所に「選任事業所表示板」30枚を各地区協会経由で配布した。



第2 安全運転管理に関する研修会等の開催等
定款に基づく総会、理事会はもとより、各種会議や研修会等については、次のとおり開催した。
   
 新たに採用された地区協会事務局長等に対して、能力向上を図ること等を目的とした「新任事務局長研修会」を開催した。
〇 開催日、場所 令和7年4月7日 静岡市「交通会館ビル」
   
 例年、警察本部との共催により、「令和7年度安全運転管理推進事業所」の指定を受けた48事業所に対して、今後1年間の推進要領等を説明する「安全運転管理推進事業所説明会」を開催した。 
〇 開催日、場所 令和7年4月18日 静岡市「グランシップ」
   
 令和7年度法定講習の委嘱講師(41人)を対象とした「安全運転管理者等講習講師研修会」を開催し、講習実施上の注意事項等に関する説明を行った。
〇 開催日、場所 令和7年6月13日 静岡市「クーポール会館」
   
 「県下事務局長等研修会」では、警察本部交通企画課管理官から「最近の交通事故情勢」について、警察本部生活安全企画課管理官からは「特殊詐欺の現状と防止対策」に関する講演を受講した。
 〇 開催日、場所 令和7年6月30日 静岡市「クーポール会館」
   
 県協会役員による交通事情視察を行った。
 〇 実施日 令和7年11月16日~11月17日
   場  所 伊勢・名古屋方面(「トヨタ会館」視察)
   
 県下地区会長・事務局長合同研修会を開催し、警察本部交通企画課管理官から「交通事故発生状況と自転車の交通反則通告制度のポイント」について指導を受けたほか、国際大学グローバルコミュニケーションセンター客員研究員「小木曽 健」氏を講師に招いて、「炎上しても大丈夫!SNS時代の情報リスク管理術」と題した講演を受講した。
  ○ 開催日、場所 令和8年1月30日 静岡市「クーポール会館」
   
 警察本部との共催により、令和7年度に指定された安全運転管理推進事業所の取組み成果等を発表する「安全運転管理推進事業所事故防止研修会」を開催した。
 〇 開催日、場所 令和8年2月12日 静岡市「グランシップ」
   
 県協会では、交通安全教育啓発用DVDを購入し、希望する会員事業所に無料で貸し出した。(DVD6本購入) 保有しているDVDは、県協会ホームページで公開している。
○ 貸出し本数    延べ243本   
○ 県協会保有数      163本
   
 各地区協会と会員事業所の連携強化及び事業所従業員の交通事故防止等を目的に開催された「事業主研修会」に対して助成金を交付した。
〇 開催した地区     26地区(うち合同開催13地区)
   
10  各地区協会会員事業所の管理者を対象に、安全運転中央研修所安全運転管理課程に参加する機会を設け、運転適性検査・指導者資格者証の取得等安全運転管理者としての資質の向上に努めた入所事業所等に対して助成金を交付した。       (1地区1人)
   
11  東部・中部・西部地区の方面別で開催された会長等研修会に対して助成金を交付した。