一般社団法人 静岡県安全運転管理協会
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
第3 安全運転管理に関する調査・研究

県警察本部との共催による「安全運転管理推進事業所制度」の事業について、 警察本部交通部の指導のもと、令和3年度、県下の事業所の中から 49 事業所を 「安全運転管理推進事業所」に指定し、1年間それぞれの事業所、地域等にお いて安全運転管理の充実強化等を推進した。

   

安全運転管理者等選任事業所のドライバーが、正しい交通ルールの再認識と 安全運転技術の向上等を目的に実施している「第 33 回セーフティドライバーコ ンテスト静岡県大会」については、当初9月 25 日に開催予定であったが、コロ ナ情勢により 11 月 20 日に延期するとともに、規模を縮小して8地区 21 人によ る個人競技として開催した。
○ 開催日、場所 令和3年 11 月 20 日、静岡市「中部運転免許センター」

○ 実施結果

  個人戦
優  勝 吉田 智(掛川地区)
準優勝 黒川 勇太(静岡中央地区)
第3位 大須賀 成貴(同上)


   
県下の各地区安全運転管理協会が、各地区協会加入の安全運転管理者等選任 事業所の事業主及び安全運転管理者と一体となって、傘下の事業所から交通事 故の一掃を図ることを目的に、令和3年 10 月1日から 12 月 31 日までの3か月 間、「第 36 回交通事故防止コンクール」を実施した。
コンクールの実施結果は、次のとおりであった。

〇優秀地区安全運転管理協会
グループ名 優  秀 優良
第1位 第2位 第3位
Aグループ 清 水 地 区 浜 松 中 央 地 区
Bグループ 裾 野 地 区 焼 津 地 区 袋 井 地 区
Cグループ 熱 海 地 区 御 殿 場 地 区 三 島 地 区

※地区における従業員数の多い順にA・B・Cグループに区分。

また、傘下事業所従業員の交通事故防止コンクールへの参加意識高揚方策と して、「K-mix ラジオ」が主催する「セーフティチャレンジラリー150」への参加 を呼び掛けたところ、安全運転管理協会加入の事業所及び家族等から 21,505 チ ーム、64,683 人が参加した。
無事故、無違反を達成したチームには、主催者とは別枠の抽選により、安全 運転管理協会から県協会会長特別賞として 10 チーム 30 人に景品を贈呈した。


第4 組織基盤の整備・強化
永年にわたる交通安全活動に対する功労者、優良安全運転管理者及び選任事 業所等に対してその労に報いるため、「令和3年度交通安全功労者等表彰式」を 開催した。
なお、式はコロナ感染防止対策のため、各賞受賞者の代表者のみを招く形式 で開催した。

○ 開催日、場所 令和3年5月 18 日、静岡市「あざれあ」
○ 被表彰者等 452 人・事業所等

(1) 警察本部長及び県会長との連名表彰(計 143 人・事業所等)

交通安全功労者
優良安全運転管理者
優良事業所
優良運転者
事故防止コンクール優秀地区協会
5人
40人
60事業所
35人
3地区協会
(2)? 県会長表彰(計 302 人・事業所等)
  交通安全功労者
優良安全運転管理者
優良事業所
優良運転者
優良地区安全運転管理協会
事故防止コンクール優良地区協会
永年勤続職員
優良職員
9人
86人
93事業所
100人
3地区協会
6地区協会
4人
1人
(3)? 感謝状(7人)
  退職職員 7人
   
令和3年度における関東管区警察局長及び関東安全運転管理者協議会連合会 長連名表彰等は、各地区協会からの推薦に基づいて上申を行い、以下のとおり 決定し受賞された。

(1) 関東管区警察局長及び関東安全運転管理者協議会連合会長連名表彰

交通安全功労者
優良安全運転管理者
優良運転者
交通安全優良事業所
優良安全運転管理協会
5人
8人
5事業所
8事業所
2地区協会
(2)? 関東安全運転管理者協議会連合会長表彰
  優良職員 1人
   
令和3年度における警察庁長官及び全日本交通安全協会長連名表彰は、各地 区協会からの推薦に基づいて上申を行い、以下のとおり決定し受賞された。

〇 緑十字金章
  熱海市 杉山 良文氏
  熱海市 下田 孝治氏
  富士市 井出 正浩氏
  浜松市 影山 晴久氏

なお、緑十字銀章受賞者4人及び銅章受賞者 39 人には、県協会で略章を購入 して贈呈した。
   
永年、地区会長、副会長として安全運転管理業務に寄与し退任した役員に感 謝状を贈呈した。
(13 地区 18 人)
   
年間を通じて、各地区協会と連携しながら、未選任事業所の発見・把握に努 7 めるとともに、安全運転管理推進の指導及び会員確保の促進に努めた。
なお、事業所訪問については、各地区から推薦された安全運転管理推進事業 所 49 事業所の中から 12 程度の事業所を訪問して、協会機関誌「安全運転管理 しずおか」の取材と安全運転管理状況の調査・指導を予定していたが、新型コ ロナウイルス感染防止対策のため実施しなかった。
   
令和3年度、警察本部が進める「安全運転管理者等未選任事業所発見・届出 強化活動」に合わせて、県協会でも「未選任事業所加入促進用チラシ」を作成 し、執務の一助となるよう警察本部等に配布した。 (チラシ6,500部)
県協会では、夏と秋の交通安全運動期間中、安全運転管理者の選任と届出の 必要等についてラジオ広報を行ったほか、警察本部交通企画課安全教育補佐が 「K-mix ラジオ」の「うご☆ラジ」に出演して、「安全運転管理制度」について 説明した。 (各 10 日間、延べ 20 回)
また、各地区協会においても警察署等との連携により、安全運転管理者等未 選任事業所発見・届出に努めた結果、121 事業所の発見があり、このうち 89 事 業所が地区協会に加入した。
   
地区協会の事務局長等の交替に当たっては、警察本部との情報交換と意見要 望を積極的に行うなどして、後継者の確保と効率的な事務運営に努めた。
   
第5 公安委員会から委託された法定講習の実施
道路交通法第 108 条の2第1項第1号に基づく法定講習を、地区役員等の協力を 得て開催した。開催状況は下表のとおりである。
(令和4年3月末日現在)
項目 令和3年度 令和2年度
講習予定回数 94  回 98  回
実施回数 90  回 98  回
実  施 率 95.7  % 100  %
受講対象者 15,117  人 15,098  人
受  講 者 14,627  人 14,515  人
受  講 率 96.76  % 96.14  %

令和3年度の法定講習は、7月から翌年2月までの間に、新型コロナ感染防止対 策を講じた上で、94 回を目途に実施する予定であったが、緊急事態宣言発令により、 8月 23 日から9月 30 日の間の講習(22 回)が中止延期となった。
中止延期となった講習については、11 月以降に日程を変更したが、講習会場及び 8 日程が調整できない地区があり、講習回数の削減や合同開催等、翌年3月までの 90 回の実施結果となった。
また、熱海市伊豆山地区で発生した大規模土石流災害を勘案して、7月 19 日に予 定していた同地区の講習を延期とし、12 月 21 日に実施した。
 
第6 令和2年度において特に実施した事業等
令和2年度に全日本交通安全協会による交通栄誉緑十字金章を受賞された湖西地 区会長 中村 一壽氏に対してその功労を称えるため、県協会会長が発起人となって
令和4年1月 13 日 静岡市駿河区 ホテルグランヒルズ静岡
において、祝賀会を開催した。
同祝賀会は、新型コロナウイルス感染拡大のため、開催を見合わせていたもので あるが、感染状況が落ち着いた時期をみて、来賓のほか、各地区協会会長、事務局 長等、同会に賛同した者が出席して、感染防止対策を講じながら開催した。